北川悠理さんの「泣いていい場所」

北川悠理

2022年11月5日の北川悠理さんのブログ

北川悠理さんの「泣いていい場所」

本日次のブログは北川悠理さんです。



泣いていい場所

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/100835

ブログの概要

 



昨日、飛鳥さんのご卒業が発表されました。

 


 

初めて飛鳥さんのご卒業を聞いたとき、

 

私は泣きませんでした。

 


 

大好きで大好きで、

 

たくさん優しさをくださって

 

今私が乃木坂にいられる心の拠り所だった

 

飛鳥さん。

 


 

そんな大きな存在なのに、そのときのことをあまり覚えていません。

 


 

ただ、ぼーっと、茫然と

 

していたのだと思います。

 


 

とは言え、意外と冷静に情景を思い出すこともできて。

 


 

そんな不思議な情報のかけらから最近ようやく推測できたこと

 


 

「あ、感情のスイッチを切ったんだ。」

 


 

先輩のご卒業は本当に寂しいです。

 

たくさん考えての決断であることはもちろんわかっているし、優しくしてくださった先輩には一生一番幸せでいてほしいとも思っています。

 


 

でも、やっぱり寂しいです。

 


 


 

私は乃木坂46に加入してしばらく経ったとき、

 

「感情のスイッチを少し切った方が良い」と言われたことがあります。

 

あっちこっちに感情のスイッチがあった当時の私は、感受性が豊かすぎて、嬉しさも寂しさも、みんなの何倍もの大きさでした。

 

それだと心がもたなくなると思われたのだと思います。

 


 

試しに切ってみようとした時期もありましたが、

 

どうしてもそれは私ではないような気がして、

 

ずっと嘘をついているような気がして、

 

極力は自分のまま生きていこうと決めました。

 


 

そしてその決断は、実はたくさん難しさを人生に招き入れるものでした。

 


 

だから、いつからか感情は心だけに留めるようになりました。

 

嬉しくても、寂しくても、悔しくても、少し微笑むような安らぎを見つけても、

 

そんな心の揺れ動きは表に反映せずに、

 

気付いたらずっと同じような自分で、同じような表情でいるようになっていました。

 


 

人がいるときに泣けなくなったり。

 


 

そしてそんな自分が嫌いになったり。

 


 


 

優しくしてくださった先輩方のご卒業が続き、

 

安心できる場所や素直に泣ける場所がなくなってしまったな、と感じ心が折れそうになっていた、ちょうどそんなときに

 

はじめてしっかり飛鳥さんとお話しさせて頂きました。

 


 

そして、

 

「涙が出そうでもこらえちゃう時は私のところに来て良い」と声をかけてくださいました。

 


 

そこから、本当にたくさん助けて頂きました。

 


 


 

学業との両立が思うようにいかず、周りとの関係に悩んでいたときに、話を聞いて、前を向けるお言葉をくださったり。

 


 

乃木坂工事中の収録で、頑張って発言したけど、本当は自分に自信なんて全く無いから、収録が終わってカメラが止まった瞬間に不安で涙が溢れてしまったときにずっと隣を歩いて褒めてくださったり。

 


 

今年のツアーで途中合流した私を気にかけて声をかけてくださったり。ブログの文章を褒めてくださったり。

 


 

ゆり、と呼び捨てで読んでくださったり。

 

挨拶させて頂いたときに目を見て笑ってくださったり。

 

優しいメールのお返事をくださったり。

 

私のブログを読んで連絡をくださったり。

 

乃木坂工事中の収録で誰よりも笑ってくださったり。

 


 

味方でいてくださると教えてくださったり。

 

それを、声を大にして言って良いと言ってくださったり。

 


 


 

飛鳥さんは、わかりやすく共感してくださったり、わかりやすく励ましてくださったり、

 

そういうタイプではないのですが、

 

飛鳥さんの言葉には説得力があって、

 

「あ、本当に見てくださっている」と感じることができます。

 

時々、「そんなところまでわかってくださっていたんだ」と感動することも。

 


 


 

私は嘘が見えない人が好きで、

 

誠実な優しさを大切にしています。

 


 

飛鳥さんはそんな人です。

 

そんな優しさをくださる方です。

 


 

表面的な優しさではなくて、

 

熱い優しさを人に与えることって

 

すごく難しいことなんです。

 


 

だってそれって、自分が疲弊してしまうことの方が多いし、

 

わざわざ自分の身を削ってまで人に優しくする理由なんてほとんどの場合ないです。

 


 

私から見える飛鳥さんは、

 

そういう大変さまで全部理解した上で、

 

優しさを人に与えられる人です。

 

そんなすごい人間なんです。世の中にこんな人は何人いるのだろう、と数えられるくらいすごいんです。

 


 

本人は、優しくないと自分のことを言うし、

 

「ゆりの力で私に優しくさせてる」と言ってくださいます。

 


 

だから、本当は「優しい」以外の言葉で形容したかったのですが、まだ代替できる日本語を見つけられませんでした。ごめんなさい。

 


 


 

飛鳥さんがくださった、忘れられない優しさを形容できるもっと良い言葉を、

 

残りの期間、たくさんお話ししたり、写真を撮ってもらったり、一緒に時間を過ごしながら見つけていきたいと思います。

 

IMG_3006.jpeg

 

このときに、また写真撮って頂きたいとお願いしましたし!

 


 

飛鳥さん、

 

今まで本当にありがとうございました。

 

最後までよろしくお願いします。

 

 


 


 

追伸

 


 

でも、やっぱり笑顔で送りたいと思っています。残りの期間で強くなりたいと思っています。

 

本当は最後まで甘えたいけど、できれば最後は心配かけないようにしたいです。

 

飛鳥さんの前だと今も泣けるし、感情を怖がらずに開いたり、出すことができます。

 

だから、私も飛鳥さんに恩返しができるように頑張りたいです。たくさん恩返しさせてください。

 

大好きです。

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